私は2つのモチーフを刺して準備。一つのモチーフが大体2時間で出来る見当だったのですが、みなさん意外と苦戦でした。刺すよりほどいている時間の方が長かったようですが、”はまりそう!””楽しい!”とは言って下さいました。
私の見本はお人形のクッション(ピンクッションでも可)になりました。
自分の経験では刺繍をやってみたいと思う人はまずクロスステッチから始めることが多いように思います。クロスでマスを埋めていくという単純さが、これなら出来そうと思うのです。そして最初は小さなキットを買って挑戦。次は少し大きな図案に。ところがはまり始めると意外に奥が深く頭を使わなければならないことがわかって来ます。裏で斜めに糸が渡らないように刺し進めるには?色を変えるとき目数を数え間違えないためには?etc.
何だかんだとグラニーズの店内にも長年の間に私の刺したクロスステッチがいくつかあります。店で使っているプレートです。
壁にもフレームがいくつか飾ってあります。昔イギリスで買った文学者の家シリーズのキットですが、カウントが細かくて苦労しました。ベアトリクス・ポッターさんのコテージ。でもまだ今より目が良かったのですね。次のトーマス・ハーディのコテージなど、クロスではなくハーフの超細かいもので、同じシリーズのシェークスピアの家も刺しましたが途中で窓の桟がズレているのに気付いた時はあまりのショックでいったん挫折しました。数年後に気を取り直し、一番刃先の尖った刺繍ばさみを買って毛抜きを用意して、解くのが大変でした。
春、小鳥がやさしくさえずっているこの夕暮れ
光は柔らかに傾きつつある。
信じられる? 男たちがたった今殺しあっていると?
今、この夕べに。空は薄くれないに日暮れて小鳥がさえずっている今このときに?
誰も信じないから、男たちはこの夕べ、殺し合い、死につつある。
夏も秋も冬もそうだったし、この春も。
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