About Us

そこに行けば心を豊かにしてくれる空間、

お茶を飲んでいるとつい時間を忘れそうになって、

一人を楽しみたい人もおしゃべりを楽しみたい人も、みんなを楽しみたい人も、

それぞれがそれぞれに過ごすことのできるちょっとした隠れ家が、グラニーズです。

本と手作りと日々の暮らしを愛する女性のために!

2019年11月28日木曜日

Xマスオーナメント

クリスマスオーナメントのつもりで作ったのですが、自宅の庭の色に似ていました。



白いサザンカが満開です。


日曜日の夜に我が家のミニダックスのベルが死にました。18歳と7か月でした。犬でこの年なら人間でいえば百歳超えでしょう。白内障で目は全く見えず、歯も抜けてしまい、脚も鶏の足のように細くなって弱っていましたが、部屋の中を時々転びながらも臆せずすり足で動き回り、スプーンで口に運ぶと最後の日の朝まで食欲はあり、支えてやるとちゃんとかまえて排泄も自力でしていました。良い老後だったと思います。このサザンカの木の根元に埋めてあげようと思っています。

若い時はこんなにも貴公子然としていたのですけれど。



2019年10月26日土曜日

南極写真展とトークイベント

日本は東北も含めて災害続きです。台風19号による傷跡の復旧も終わらない内に、また大雨が降りました。被災した地域の様子をテレビや新聞のニュースで見るたび胸が塞がります。そんなときですがグラニーズでは今年最後のイベントを計画中です。

石井洋子さんという元気象庁職員、南極越冬隊の一員として人の暮らしに必要な条件を深くみつめる機会を得て、それを原点に今、南三陸で”自然との共生”を実践しておられます。そんな石井さんの南極写真展とトークです。

     

越冬隊員OBの特典として南極の氷も持って来て下さいます。南極の氷は溶けるときパチパチと音が弾けるのだそうです。南極の氷に閉じ込められていた、この地球が誕生したときの空気が弾ける音です。そしてペール缶を二つ重ねただけの素朴な手作りストーブでピザを焼いて下さることになっています。地球の誕生に思いを馳せ、自然の中で人間が育んできた生きる知恵をもう一度思い出してみる、そんなイベントになればいいな、と思っています。トークイベントは三回あります。定員がありますので電話かファックスでご予約下さる方が安心です。

2019年9月13日金曜日

新刊本二冊

ちょっと油断すると更新しないうちに月が変わっています。

週末から週明けにかけての台風の襲来。日曜日の東海関東地方へやって来た後、月曜日はここ仙台へも大きな影響があるとの予報で、学校はほぼ休校、グラニーズも臨時休業にしました。ところが、幸運に(ということになるのでしょうが)、この地では全くの肩透かし。風も雨も、テレビではあれほど厳重な警戒を叫んでいたのに、何、これ?ですみました。

大きな被害の受けた地方の方たちには心から、早い復旧を祈っております。

さて今日は、日頃グラニーズに関わって下さっている方たちが最近出された本をご紹介したいと思います。

まずこの本。
『気仙大工が教える木を楽しむ家づくり』
そしてもう一冊。
『原発がない女川へ 地域循環型の町づくり』

この2冊を読んで、そして昨今の状況への私の感想です。

今回だけでなく昨今の自然災害の被害の大きさは人災の部分もあるのではないでしょうか?山を守ることを忘れ第一次産業をおろそかにして、治水や治山を考慮せず、経済性と効率性や利潤のみを追求してきた住宅開発や工場・施設の誘致が山や土地の自然環境を壊し、それに慣れきった私たちの生活環境も日々の暮らしを脆弱にしてしまっているということはないのでしょうか?

数年前、TVの『ぶらタモリ』で仙台が取り上げられたとき、町を築くにあたって伊達正宗がどれほどに詳しく入念に地理や地勢を調査し、それに基づいて町割りを決め水路の整備に腐心し、政治商業交通の中心としての城下町一つの計画に限らず、藩全体の周辺の土地利用も含めての町づくりであったかを知ってとても感心したものです。政宗にかぎらず古来、名君と言われた人たちは皆そうであったのでしょう。

さて今の政治のリーダーたちに”名君”はいるのでしょうか?活断層の上に核施設を作っても平気。ゴミも借金も破壊した自然も、後始末は次世代以降に 「よきに計らえ」です。”政宗”の対極だと思うのですが、何故か支持率は下がりません。

自然が与えてくれる恵みに感謝して、生活のメンテナンスはちょっと面倒くさくてもできれば自分の手や体を使い、ボタン一つで動いてくれる便利過ぎる機械に甘えて脳を退化させないよう、できるだけ自分の認識範囲で自足して生きていきたいと思うこの頃です。

さて上記の本ですが、グラニーズショップにも置いてありますのでお買い求め頂けます。


2019年8月22日木曜日

遠藤智子さんのパッチワーク作品展

                    


今、ギャラリーでは遠藤智子さんのパッチワーク作品展が開かれています。8月の初めに作品を掛けましたが直ぐにお盆休みになってしまいましたので、ほぼ今週からの開始といっても良い位です。9月いっぱい飾らせていただくことになっています。遠藤さんは震災で南相馬から仙台に避難していたときにたまたま私のクレージーキルト教室にいらしたのですが、元々は南相馬で長いことパッチワークをなさっていて、アメリカテキサスのヒューストンで開かれる世界的なキルト展でも受賞されたことがある実力をお持ちの方です。何もなければ押し入れで眠っているらしい素晴らしい作品の数々を、せっかくですのでご厚意で長期に展示いたします。是非ご覧頂きたいと思います。
                                                     






今年の仙台の夏はとても疲れる異常気象です。7月、毎日が肌寒い雨ばかりの長い梅雨がある日突然明けて、一気に気温は26度から35度に10度も上昇。それがずっと続いていました。その間、グッタリしてもいられず、自宅の片づけやらお盆にやってくる人の歓待やらで忙しくしていました。この2、3日はまた雨続きで涼しくなりましたが、何だか異常に暑かった日々の疲れが今になって出てきた感じです。なかなか体調管理が難しいです。皆さまもどうぞお身体にはお気をつけて。

2019年7月26日金曜日

ティーコゼー

お店で使う、ティーコゼーを4つ作りました。10センチ角の小さなクレージーブロックを4枚作っていたのですが、何にしようか迷っていました。チャリティーショップ用に考えていたので、1枚ずつ使うならピンクッション、2枚使うならニードルブック、4枚まとめてクッションカバーではどうだろうと決めかねていましたが、キッチンスタッフFさんの「お客様にお茶を出すときのティーポットはどうですか?」の一言で、売るものではなく店で使うものを仕立てることになりました。

カフェのお茶ご希望のお客様にはティーフォーワンというお一人用ポットとカップのセットを使っています。カップとポットを重ねてお茶を淹れるとポットのお湯でカップも温まり、ポットにはちょうどカップ2杯分のお茶が入りますので、自分でお代りもできる優れモノです。何より可愛いのです。

お出しするときにはポットをカップから下ろしてテーブルまで運びますが、4枚のブロックは最終的に、それにかぶせる小ぶりのティーコゼーになったというわけです。

                             


お客様のお茶の時間が楽しくなるように、色調を変えて、飾り方も変えて、お店用にもっとたくさんティーコゼーを作ろうと思いました。


ところでブログの更新をサボっていた間のことですが、注文でこんなティーコゼーも作りました。これはけっこう大きなポット用です。布はお客様の持ち込みでした。長年愛用して色の褪めたエプロン、ハンカチ数枚、手ぬぐいもありました。それやこれやに私手持ちの色んなものをいっぱい足して、春でしたから私的には秘かに『春宵』というタイトルをつけていました。

                               

2019年7月18日木曜日

グラニーズ近況

今年はグラニーズオープンから5年です。6年目が始まりました。よく続いたと思います。ブログもサボってばかり、宣伝もさっぱりなのに変わらず応援して下さる方、偶然見つけてファンになって下さる方たちに感謝です。昔のように仕事量をこなせない私を助けてくれる有能なスタッフに恵まれて、グラニーズはまだまだ元気です。

最近のギャラリーでは望月英子染色作品展や例年の設楽洋子うつわ展などがありました。
                   



それから通販生活最新号にクボタヒロコさんの猫シャツが特集記事になり、「作品は仙台のグラニーズで見ることが出来ます」と紹介されました。小さな小さな字で印刷されているにもかかわらず先日は埼玉県飯能の、一昨日は神奈川県厚木の方がいらして下さったりで、驚いています。『通販生活』恐るべし、です。ヒロコさん自費出版の英文の猫刺繍本はグラニーズでは残部3冊になりました。お求めになりたい方はお急ぎ下さい。
                      
              



2019年1月10日木曜日

あけましておめでとうございます



新しい年になりました。グラニーズも開店6年目になります。昨2018年は年の終わりに何と ”災” の漢字が当てられてしまいました。天災、人災、いつもながらの想定外のことがいろいろありましたね。2019年はどんな年になるのでしょう?想定内に収まる暮らしをしてゆくために、時間や物の管理をできるだけシンプルにしていこうと年頭に思ったことでした。本も整理しないといけないし、布や糸も減らさないといけないし。でもそうすると矛盾するようですが、買ったのにそのままになっている本をせっせと読んだり、布や糸でせっせと何かを作ったり、グラニーの手や体は忙しくなるのかも。何しろすべての働きがスローになっているので時間がかかるのです。ブログの更新もできるだけ頭の体操と思って頑張ります。

皆様、今年もどうぞよろしくおつきあいをお願い申し上げます。