About Us

そこに行けば心を豊かにしてくれる空間、

お茶を飲んでいるとつい時間を忘れそうになって、

一人を楽しみたい人もおしゃべりを楽しみたい人も、みんなを楽しみたい人も、

それぞれがそれぞれに過ごすことのできるちょっとした隠れ家が、グラニーズです。

本と手作りと日々の暮らしを愛する女性のために!

2020年5月25日月曜日

グラニーズ再開

先週の5月20日水曜日、いつも第3水曜日午前に開いている、フラワーアレンジメント教室が、自粛明けのグラニーズ再開の初となりました。密を避けつつ7人が集まりました。ただカフェは6月からとなります。そして、まだまだ油断大敵です。週の月・火・水、11時半から2時半までの営業、予約のお客様優先で、店内8人までの受け入れとさせて頂きます。苦しい状況が続きますが、まずは再開を喜びたいと思います。
                  
        

2020年5月6日水曜日

"新しい生活様式"  ―グラニーズの今後の予定

5月4日、いつもの年より早い藤の開花です。

             

この日安倍首相が、今までそれなりの成果はあったけれども、まだ気を緩めることはできないと緊急事態宣言の延長を発表しました。その決定はある程度予測されたことでした。それにしても相変わらず根拠になる具体例、具体策に欠け、言葉でだけ”断腸の思い”とか言われても、実感に即した本気は伝わってきませんでした。

でも”新しい生活様式”という言葉が出て来たとき、バカなことに一瞬私はこの言葉に反応し期待したのでした。なぜかというと、コロナ騒ぎが始まって以来この自粛中、私自身、このパンデミックの後には単に元の生活に戻れば良いという以上に、”新しい生活様式”というか日々の生活への新しい向き合い方が必要なのではないか、と考えていたからです。

コロナウイルスは経済効率と消費だけが肥大してしまった今の社会の弱さを露呈させてしまった気がします。昨年、このブログでグラニーズに関わる方たちが書かれた本を二冊紹介する機会がありました。地元の森林木材を生かし在来工法の技術を伝えていくことを書いた横須賀和江さんの『気仙大工が教える木を楽しむ家づくり』、篠原弘典・半田正樹著『原発のない女川へ―地域循環型の町づくり』です。

そして11月には、南極越冬経験から今の地球環境や気象の問題を考え、豊かな自然資源を生かす生活を南三陸で実践している石井洋子さんの写真展と三度の講演会をしました。今年3月には、岩手県雫石在住の写真家奥山淳志さんによる『庭とエスキース展』で、北海道で自給自足の実践場『庭』を作り、絵を描くことにも情熱を燃やし続けた井上弁造さんを知る機会にも恵まれました。そんな直後のコロナでしたので、経済優先で外からのサービスにほとんどを依存する暮らし方ではなく、自分も自然の一部である自覚を持ち、自分の手や体も使って暮らしを作っていく生活のあり方が、これからの”新しい生活様式”ではないかと考えていたところだったのです。

でも安倍首相のいう新しい生活様式なるものは、要はコロナウイルスに感染しないため今求められている対策でしかなくて、マスクやソーシャルディスタンス、食事は横並びでおしゃべりせず、とかみなが既にやっていることで、今更大げさなタイトルに笑ってしまいます。

緊急事態宣言延長についての感想はそんなこんなですが、肝腎のグラニーズの今後の予定です。カフェはもうしばらくは休業ということにいたします。少し安心して外出できるようになりましたら、まずは定期的に行っていた教室や読書会、集まりなどから再開していくつもりです。