About Us

そこに行けば心を豊かにしてくれる空間、

お茶を飲んでいるとつい時間を忘れそうになって、

一人を楽しみたい人もおしゃべりを楽しみたい人も、みんなを楽しみたい人も、

それぞれがそれぞれに過ごすことのできるちょっとした隠れ家が、グラニーズです。

本と手作りと日々の暮らしを愛する女性のために!

2018年6月25日月曜日

化学反応

設楽洋子うつわ展は先週木曜日で終わりましたが、陶器のいくつかを委託として預かり、店のそちこちに配置してみました。たくさんの作品が純粋にそれだけが販売のために並べられているときと、他のものと一緒に部屋の全体に溶け込むように置かれたときには、非常に印象が変わります。設楽さんの言葉によれば化学反応が起きるのです。

フェルメール風窓辺。

           

       昔、染色をやっていた叔母の教室作品展のときに求めた細長い飾り物三点と一緒に。
             
               

       ミロ風の作品がアンティークのキルトの色合いとよく合います。


昨年ここで個展をした田崎裕子さんのテンペラ画と。


窪田弘子さんの猫刺繍のフレームと一緒に。


右のクレージーキルト柄のコレクターズティーポットは昔旅行した時にロンドンで買いました。

2018年6月8日金曜日

設楽洋子 うつわ展

設楽洋子さんは益子に窯をかまえる作陶家で、仙台出身です。2011年の東北大震災のとき、広範囲の大きな揺れは栃木県益子にも及び、作家の命綱ともいうべき窯に大きな被害を受けました。仙台在住の高校時代の同級生が(私たちも被災者で不自由は余儀なくされましたが幸いにも生活の基盤までは失わずにすみましたので)、支援のために作品展を計画したのが始まりで、以来、回を重ねてきました。益子の自然が育む土、釉薬を使い、大らかな生命力の溢れる色使い、手にしっくりと馴染む肌触りが設楽作品の魅力です。作家ご本人の人間性がそのまま作品に投影されているとも言えるでしょう。