ちょっと油断すると更新しないうちに月が変わっています。
週末から週明けにかけての台風の襲来。日曜日の東海関東地方へやって来た後、月曜日はここ仙台へも大きな影響があるとの予報で、学校はほぼ休校、グラニーズも臨時休業にしました。ところが、幸運に(ということになるのでしょうが)、この地では全くの肩透かし。風も雨も、テレビではあれほど厳重な警戒を叫んでいたのに、何、これ?ですみました。
大きな被害の受けた地方の方たちには心から、早い復旧を祈っております。
さて今日は、日頃グラニーズに関わって下さっている方たちが最近出された本をご紹介したいと思います。
まずこの本。
『気仙大工が教える木を楽しむ家づくり』
そしてもう一冊。
『原発がない女川へ 地域循環型の町づくり』
この2冊を読んで、そして昨今の状況への私の感想です。
今回だけでなく昨今の自然災害の被害の大きさは人災の部分もあるのではないでしょうか?山を守ることを忘れ第一次産業をおろそかにして、治水や治山を考慮せず、経済性と効率性や利潤のみを追求してきた住宅開発や工場・施設の誘致が山や土地の自然環境を壊し、それに慣れきった私たちの生活環境も日々の暮らしを脆弱にしてしまっているということはないのでしょうか?
数年前、TVの『ぶらタモリ』で仙台が取り上げられたとき、町を築くにあたって伊達正宗がどれほどに詳しく入念に地理や地勢を調査し、それに基づいて町割りを決め水路の整備に腐心し、政治商業交通の中心としての城下町一つの計画に限らず、藩全体の周辺の土地利用も含めての町づくりであったかを知ってとても感心したものです。政宗にかぎらず古来、名君と言われた人たちは皆そうであったのでしょう。
さて今の政治のリーダーたちに”名君”はいるのでしょうか?活断層の上に核施設を作っても平気。ゴミも借金も破壊した自然も、後始末は次世代以降に 「よきに計らえ」です。”政宗”の対極だと思うのですが、何故か支持率は下がりません。
自然が与えてくれる恵みに感謝して、生活のメンテナンスはちょっと面倒くさくてもできれば自分の手や体を使い、ボタン一つで動いてくれる便利過ぎる機械に甘えて脳を退化させないよう、できるだけ自分の認識範囲で自足して生きていきたいと思うこの頃です。
さて上記の本ですが、グラニーズショップにも置いてありますのでお買い求め頂けます。
0 件のコメント:
コメントを投稿