2017年もあと一日となりました。今年は時間がいつもよりも早く過ぎて行った気がします。光陰矢の如しです。この作品は数年前一年かけて、進んでゆく月と一日の時間をテーマに15センチブロックをを作り、最後に布の本にまとめたのですが、その最終ページ、”12月 24時”という、一年の終わりと一日の終わりを表しています。
2014年にスタートしたグラニーズですが4年を経て、ようやく日々の営業の形が落ち着いてきました。
今年のギャラリーで特筆したいのは、まず窪田弘子さんのネコ刺繍作品展です。本を作る計画にお手伝いすることになったのは一年前の昨年末、私が忙しかったのは4月から5月にかけてでした。7月に本ができてそれに合わせて9月まで作品展。
それが終わって田崎裕子さんのテンペラ画展。田崎さんも作品集とテンペラ画の技法を解説した本を出されたところでした。30年近く前、丸善の画廊で出会って以来、私はずっと彼女の絵のファンで、何点かコレクションしています。野の草花を美しい色で描いた優しい絵は眺めていて飽きません。ほぼ10月いっぱいという普通より長い期間、グラニーズ全館を田崎さんのテンペラ画で飾りました。こういう展示の仕方で一人のの作家さんの世界をカフェの力も借りて、お茶やおしゃべりをしながらゆっくり味わえる空間に作るのも良いなあと思いました。
カフェの方では定番の他に時々提供する、さまざまな本にちなんだ物語ランチが好評でした。
空いた時間にチャリティショップのために作るピンクッションやハートサシェ、コースターやブックカバーなどの小物も気がつくと売れていて、塵も積もれば山となるのたとえどおり、今年も震災孤児を支援しているあしなが基金に18万円の寄付ができました。
クレイジーキルトのレッスン、ワークショップなどの私自身の教室の他にも、グラニーズの場所を使ってフラワーアレンジメントのクラス、プリザーブドフラワー教室なども開かれていますし、読書会、サロン、クラス会などの会場に利用して下さる方、ささやかな図書コーナーから本を借りていって下さる方も増えました。
世の中は不穏で、来年どうなるか心配のたねや気持ちの落ち込む出来事もつきませんが、皆さま良いお正月をお迎え下さい。どうぞまた来年も宜しくお願いいたします。
0 件のコメント:
コメントを投稿