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2021年10月15日金曜日

『キャンドルフォード』完成!

 

       

待ちに待った『キャンドルフォード ― 続ラークライズ』の見本が届きました。とてもきれいな装丁の本です。原稿推敲の段階で繰り返し読んだ自分の文章ですが、本の形になるとページの紙はすべらかで活字もそろっていて、まるで自分が紡いだ文とは思えないほど読みやすく、我ながら素敵な仕上がりだと思います。手触りも良いし重量感もほど良いし、やはり紙の本はいいなあ、と思います。朔北社さんに心から感謝です。しかもカバーには私のクレージーキルトの作品を使って頂きました。帯の言葉もぴったり。

                   



書店に並ぶのは月末になるようですが、平積みして貰えたら絶対売れるだろうと思います。でもどうなるでしょう?

『ラークライズ』では子供だったローラですが、学校を終え、近くの町の郵便局で働き始めます。多感な十代、時代は世紀末の転換期です。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

新しい本の出版おめでとうございます。ようやくできましたね。このままでは、私が元気なうちには出ないのではないかと、ちょっと心配していました。よかったよかった。
「キャンドルフォード」は読み終えました。
ストーリーの展開もあり、第一部よりも読みやすく、面白く読ませていただきました。
当時のイギリスの地方での生活の描写は興味深いものがあります。
しかし、現代英語では使われないような単語も結構たくさんあったのではないかと拝察し、翻訳の際のご苦労をしのんでおります。
 自然描写と服装や調度品などの生活用品の描写は、著者はかなり力を込めて書いておられ、それがこの作品の核心部分の一つだと思いますが、訳すのは、自然や生活の、日英での違いもあって大変だったことでしょう。ご苦労様でした。、

Hideko Ishida さんのコメント...

このブログへのコメントがあろうとはまったく考えたことがなくて、匿名さんの投稿に気づかずにおりました。ありがとうございます。
翻訳の苦労はいろいろあります。ある人のセリフがどこかからの引用らしいと思ってもそれが誰のどの作品のどの個所なのか、とか。
実はフローラ・トンプソンが生前に出版を見送った”ローラのその後”の物語もあり、それも訳したいなあと思うのですが、はてさて。