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そこに行けば心を豊かにしてくれる空間、

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本と手作りと日々の暮らしを愛する女性のために!

2018年11月1日木曜日

県民投票! 宮城県の場合

新しい命が生まれ、それを幸せそうに見守る若い親たちを見るにつけ、グラニー(ばあちゃん)は彼らの未来が希望に満ちていて欲しいと切に思います。

7年になりますが私たち東北人の感覚ではついこの間、福島で起きたこととその後始末の作業は、現在進行形で継続中です。今年多くの自然災害が各地を襲い沢山の人々が被害にあい家を失い仮設住宅に身を寄せ途方に暮れているのをニュースで見るたびに心が痛みました。災害列島であるこの国のそれぞれの出来事に胸が塞がりました。グラニーズでは今年のチャリティ収入の中からそれらの被災地にも少しでも支援したいと思いました。でも新たな災害はニュースになりますが、7年も前に被災した福島の人々の今も続く苦しみは忘れられてゆくのでしょうか。行き先のない汚染物質の詰まった黒いビニール袋が見渡す限り山積みされ、汚染水のドラム缶は保管場所が満杯になっても増え続け、東電は海に流す時期を探っているかのようです。今当時の経営陣の裁判が行われていますが、責任をとる人間は誰もいないのです。

それなのに今また全国的に、原発は次々再稼働されています。この宮城県でも女川原発の再稼働が行政的には既定路線のように語られています。FUKUSHIMAがあったのに、です。”もしまた事故が起きたら””もし大地震がきたら”という想像力は誰の意識にも上らず、FUKUSHIMAは何の教訓にもならなかったようです。それでいて実際に事故が起きれば決定に責任のあったはずの人たちはすべて想定外のこと、予測不能のこととしてまた免責を訴えるのでしょう。

昔、『ひとむれ』という本に当時北海道家庭学校の校長であった谷昌恒先生の書かれていた言葉が、科学に疎い私にとってはもっともわかりやすい”核”についての説明でした。原子力とは太陽の燃焼をこの地上に再現することであり、太陽は宇宙の彼方にあればこそ地球の私たちに恵みをもたらしてくれるけれども、この地上で生命体と共存はできないのだと。

原爆は燃焼する太陽と同じ火の中に人間を投げ入れることであり、原子炉の中に人工的に作り出した太陽と同じ燃焼がいったん人間の制御を離れたらどうなるのか。それらは広島・長崎そして福島が証明しました。もともと地球は太陽から分かれた初めの頃は同じく燃える火の球だったのが、気の遠くなるほどの長い億の年数を経て冷え、核物質の放射能が減じてようやく今の生命が生まれたのです。宇宙エネルギーをこの地上に実現する必要はなかったのです。

”原発の再稼働”というような重大事を知事の判断に任せていいのか?そんな思いで今宮城県では女川原発再稼働の是非を問う県民投票を求める署名運動が行われています。グラニーズも署名スポットになっています。署名したい方、署名用紙をご希望の方、是非コンタクトをお願いいたします。



                        

          






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