ギャラリーの展示を替え、全体を新年の装いに改め、新しい年の仕事がスムーズに進むように環境を整えておかなくてはなりません。
今日はまず、『暮しの手帖』のバックナンバーを入れ替えました。
雑誌の『暮しの手帖』、ほとんどの方がご存じと思いますが、昨年創始者の大橋鎮子さんを主人公にした朝ドラは大好評でした。私は結婚以来ずっとこの雑誌を、自分の暮らしに信頼できる情報を与えてくれものとして購読してきました。40年来のバックナンバーは私の手元に積み上がりましたが捨て難く、どうしたらいいのかと思っていましたが、グラニーズを始めて年間6号刊のこの雑誌を、私は2カ月おきに入れ替え(40年分ですからけっこうな大仕事です)、興味ある方に読んで欲しくて店に置いています。今の季節は1、2月の早春号です。(長い年月ではこの季節分けは時に微妙に変わっていますが)
花森さんのご命日は1月14日のようです。この号の次まで表紙絵は花森さんでした。次号も花森さんでしたがそれは描きおきを使ったそうで新しい書き下ろしはこれが最後だったようです。
花森さんにとってのこの最後の号に彼の書いた記事は、子供に手を使わせることがどんなに大切かを訴えるものでした。日本中の小学校の教室に鉛筆削りが最低二台は置かれるようになったことを憂え、子供が自分でナイフで鉛筆を削ることがどれほどに手で道具を使うことのよる真の”勉強”になるのかを訴えたものでした。
今もたまり続ける『暮しの手帖』のバックナンバーですが、そろそろ購読を止めようかと思いつつも、昨年の1,2月号に木村草太さんが憲法第9条の大切さについて分かりやすく説明しているのをみたりするとやはり、もう少し続けようかと思ってしまうのです。
奥の小部屋に『暮らしの手帖』は置いてあります。
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