グラニーズのカフェでは時々、物語にまつわるランチを限定数ですがお出ししています。お客様に楽しんでいただくためでもありますが、作る側にとっても大きな楽しみです。グラニーズのキッチン担当スタッフは皆お料理好きで、メニューが決まると張り切って暮らしの手帖なみに試作、試食を繰り返し、おいしさを追求しています。
そんなグラニーズカフェの今月の物語メニューは、『赤毛のアン』のモンゴメリさんのレシピです。
モンゴメリさんはお料理が大好きで、小説家にならなかったら料理人になりたかった、と日記に書き残しているほどだったとか。牧師夫人でもありましたから、教会の集まりのときには自ら台所に立って大勢のために食事の用意をしたそうです。手書きのレシピノートは今も残り、それを大切に譲り受けた方が本にまとめていますので、今回のメニューはそれを元にしました。
(『赤毛のアン レシピノート ― L.M. モンゴメリの台所から』 東洋書林)
メインディッシュ シェパードパイ ツナときゅうりのサラダ トマトゼリー
食後 キャロットケーキ ミルクティー
9月25、26、27日の3日間、1日5食限定ですので、ご予約頂けるとうれしいです。
ところでモンゴメリさんの有名なクレイジーキルトがあります。10年ぐらい前になるでしょうか、仙台の藤崎デパートで ”赤毛のアン展” があったとき、私はそれを実際に見ることができました。小さなシルクの端切れが(10センチ位の長さがあれば大きな方で、それよりも小さなものがほとんどだった記憶があります)丹念につなぎ合わされ、接ぎ目には細かなステッチがかけられ、大きさは120センチ四方くらいではなかったかと思います。12才で作り始め16才で完成したそうです。その頃の少女たちにとって針仕事は当たり前のことだったのですね。
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