About Us

そこに行けば心を豊かにしてくれる空間、

お茶を飲んでいるとつい時間を忘れそうになって、

一人を楽しみたい人もおしゃべりを楽しみたい人も、みんなを楽しみたい人も、

それぞれがそれぞれに過ごすことのできるちょっとした隠れ家が、グラニーズです。

本と手作りと日々の暮らしを愛する女性のために!

2017年2月27日月曜日

ムーミンランチ ―― ヤンソンさんの誘惑

さて久々の物語ランチです。

メインの料理は”ヤンソンの誘惑”ですが、このヤンソンさんはトーベ・ヤンソンではありません。昔ヤンソンさんという敬虔な修道僧がいました。神さまに仕える身で厳しく菜食主義を守っていました。ところがある日供されたこのお料理があまりにおいしそうだったので、つい誘惑に負けてしまったことからこの名前がついたとか。

言ってしまえばアンチョビの入った生クリームたっぷりのポテトグラタンです。冬の北欧のいかにも体がほんわりとあたたまりそうなお料理です。クリスマスに作られることも多いとか。最後に熱々のココアで、まだ寒い一日、春の訪れを待ちましょう。

                              

2017年2月24日金曜日

もうすぐ春ですね

今月のフラワーアレンジメントです。5人参加でした。日差しは春ですが風が冷たいです。皆様、体調管理をしっかりと!



2017年2月16日木曜日

2月の物語ランチはムーミンです

カフェギャラリーが看板なのにカフェについて触れることが少なかったようです。でもカフェはカフェで頑張っています。星いくつの評価にはほど遠いかもしれませんが、シェフならぬシュフ(主婦)のつくる普通の家庭の味がグラニーズの売りです。ランチで人気はケークサレ、キッシュ、キノコパスタ、ドライカレーなど。軽食だとスコーン、バナナケーキ、パンケーキなどなど。お茶やコーヒーにつけるクッキーも手作りです。

楽しいことをたくさんしたいので昨年から”物語ランチ”を始めました。ローリーポーリーとか、穴の中のガマガエルとか、アップルタンジーとか、本を読んでいるとどういう料理だろうと思うメニューが登場します。いろいろな本にちなんだ料理本がいつのまにか増えましたので、遊び心で作ってみることにしました。今までにピーター・ラビット、秘密の花園、ラークライズなどのランチをしました。シャーロック・ホームズやジェーン・オースティンをテーマにした料理本、バージニア・ウルフとバネッサ・ベルの家の料理人だった女性のレシピ本など、タネはつきません。ジェーン・エアの孤児院ランチは簡単そうですがさすがにお金は頂けないでしょうね。

今回のテーマはムーミンで、メーンディッシュは『ヤンソンさんの誘惑』。
きゅうりのピクルス、パンに手作りジャム、食後の飲み物は甘いココアがつきます。

新しいメニューのときはいつもスタッフと試作試食を重ねます。2月28日、3月1日、3月3日の三日間、各日5食限定です。ご希望の方はご予約下さい。

                          


2017年2月10日金曜日

カサンドラの城

昔、私の翻訳をいろいろ助けてくれていたイギリスの友人が、『カサンドラの城』がミュージカルになって上演されるとメールで知らせてくれました。このブログの右欄に私の訳した本の写真を載せていますので本に興味のある方はそこからアマゾンにリンクしてみて下さい。

本国イギリスでは版が途切れることなく祖母から母へ、その娘へと長く読み続けられている人気の本です。『赤毛のアン』や『足長おじさん』がお好きな方へは絶対におすすめです。

ところで昨年の教室展のとき、この『カサンドラの城』の布本も作りました。クレイジーキルトというよりもヴィンテージのポスターとリバティプリントを使ったコラージュ風の作品です。それぞれの頁の裏に小説の場面のセリフや引用があります。全部で8ページです。

                              













2017年2月7日火曜日

お雛さまと震災支援キルト

立春も過ぎました。今日は雪が強い風に舞う寒い一日でしたが、ギャラリーを模様替えしました。
               




 東日本大震災から6年です。あのとき海外のクレイジーキルターの人たちが、Hearts and Hands for Sendai というプロジェクトを立ち上げ、何かに役立てて欲しいとクレイジーキルトの作品を送ってくれました。このグラニーズでそれらを展示・販売し、その収益もあしなが基金に寄付してきました。

大きな壁かけで届いたものがほとんどでしたが、そのままではなかなか売れませんでしたので、写真でごらんのように解いてもとの小さなブロックに戻したものを小物に作り直したり、小さな壁かけにしたりしたものもあります。

海外の方が抱いている日本のイメージがそれぞれ作品に反映されていて、けっこう強い色彩も多いのですが、不思議とお雛様と並べると引き立つのです。