About Us

そこに行けば心を豊かにしてくれる空間、

お茶を飲んでいるとつい時間を忘れそうになって、

一人を楽しみたい人もおしゃべりを楽しみたい人も、みんなを楽しみたい人も、

それぞれがそれぞれに過ごすことのできるちょっとした隠れ家が、グラニーズです。

本と手作りと日々の暮らしを愛する女性のために!

2018年4月13日金曜日

4月の物語ランチ クランペットとクラムチャウダー

「5時の間食は一日のうちの最高の食事である夕食の味覚を減殺するという理由で反対を唱えていたポアロもこの頃ではすっかりそれに慣れてしまっていた。ジョージは濃いインド茶と熱いクランペットとパンとジャムと、干しブドウのどっさり入った角切りのケーキを給仕した。そのすべてがシャープ警部を満足させた。」(『ヒッコリー・ロードの殺人』ハヤカワミステリ文庫)

      
 
今月の物語ランチはあの有名なベルギー人探偵、エルキュール・ポワロを生んだアガサ・クリスティー(1890~1976)と関係あるメニューです。クリスティはイギリス南西部デヴォン州の海辺の保養地トーキーで生まれましたので、クランペットにサーモンのディップやあさりのクラムチャウダーを組み合わせたメニューを考えました。

今回はこの本を参考にしています。
 

 

もうかなり昔、それぞれの娘がイギリスに留学していた友達と一緒に旅行したとき、私の娘のいたプリマスの大学の寮にみんなで泊り、車をレンタルして、コーンウォールでスコーンでお茶をしてランズエンドまで行き、このデヴォン周辺もドライブしました。トーキーだけでなく近くのミス・マープルの舞台のモデルとも言われるコッキントン村にも行きました。イギリスの村は夢のようにきれいでしたが、クリスティーの本の中ではそんなところにも次々殺人事件は起きるのです。

物語ランチは4月23日(月)、24日(火)、25日(水)で、一日5食の限定です。お早目にご予約下さい。





 

 

 

 


  

グラニーズ Tel&Fax 022-211-9070

2018年3月26日月曜日

花づくし

東北大震災から数えて7年がたちました。そのときの赤ちゃんは今は小学生、小学生だった子は高校生や大学生でしょうか。社会人になっている人もいるかもしれません。みな多感な年齢を生きていることでしょう。
あれ以来、長年の間にたまった手元の材料で小物を作りチャリティコーナーに置いて、売れたものはあしなが基金が震災で被災した子供たちの支援活動のために作ったレインボーハウスに寄付してきました。”塵もつもれば”で、半年ごと10万円くらいの寄付をしてきました。昨年度は計18万円でした。

忙しいときはチャリティの小物作りもなかなか大変なのですが、無理せずマイペース、マイムードで、作りたいものを作ることにしています。(ただし注文で作るものは店の収入に入れています。)

各地から桜のたよりが届きます。仙台も予想では例年より早い4月5日頃には咲くとか。手元にあった桜もようの端切れを使って花づくしチャリティグッズを作りました。一番人気のハートサシェです。6個作りました。
                                 


                                              
他にはランチョンマット、コースター、巾着等など。                              







こんな壁かけフレームも。

                  

2018年3月7日水曜日

春がそこまで

まだ風は肌を刺すほど冷たくて時々雪が散らついたりもしますが、陽差しが明るくなり日も長くなりました。

2月最後の日に生けたパステルなお花たちです。真直ぐにすくすくと伸びてゆくイメージです。

            

ワークショップはだんだんタネ切れになってきましたが、今回は型紙なし、ミシンとアイロンだけで作る簡単袋物。バネポーチと裏布表布を一緒に縫ってしまうフラットバッグです。

            

後ろ側です。

            

                                 
表布と裏布を重ねて一度に縫うやり方だと 持ち手をつけたり紐の通し口をつけるのは難しいですが、こんな小さな袋も裏付きでミシンで縫えてしまいます。「マトリーシュカみたい!」との感想を頂きました。2,3年前に試作したものです。旅行のときにイヤリングなどの小さなアクセサリーを分けて入れるのに便利です。



2018年2月16日金曜日

お雛様

今年は本当に雪が多いですね。しかもいつまでも寒いです。
日曜日は春めいてほっとする気候でしたが、月曜日は大雪。
火曜日、グラニーズのキッチンスタッフは仙台の中でも雪の多い山沿いですので、自宅待機していただきました。私は店にいましたが、お客様はなく(車でも歩きでも足元の悪さは半端ではありませんので)、ちょうど良い機会でしたのでギャラリーの展示交換をしました。

お雛様を飾りました。



                                 
段飾り。これは昔、両親が私に買ってくれたものです。



私が3歳のときでしたが、父は勤めていた病院を辞めて医院を開いたばかりでした。ところが数か月もしないうちに隣の家から夜中に出火(ひよこを温めていた電気が原因とのことでした)、強風のためその町内一帯を焼きつくす大火になりました。父は恐怖でまとわりつく2歳年長の兄をなだめながら医師免許証と大切にしていた顕微鏡を持ちだすのがやっと、自転車の後ろの荷台に2歳の弟をくくりつけ、私は母に手を引かれながら振り返った夜空に高く燃えあがる凄まじい炎と飛んでくる火の粉が今も記憶にあります。戦争はもうとっくに終わっていたわけですが、私は今も、空襲の記録を読むとあのときの私たちが遭遇して全てを失った火事のことを思うのです。

で、何もかも失った両親が、私のためにわざわざ東京の三越に注文して買ってくれたお雛様です。小学校の2年生だったと思うのですが学校から帰ったら座敷に大きな荷物が積んであって、すごくうれしくて、早く3月が来て欲しくて、大興奮でした。私はお人形が大好きでした。
段を組み立てお人形を飾り、雪洞を灯すとまるで夢の世界で、私は飽かずにその前に座って眺めていたものです。でもその後このお雛様はずっと実家においてあり、このグラニーズを始めるまで、母が時たまお内裏様を出すことはあっても段を組み立て全部のお人形を飾ることは何十年もありませんでした。そういう意味では一緒に見て下さる人がいるこのカフェギャラリーを始めて良かったなあとしみじみ思います。

                  
そして娘が生まれたときに買った木目込みの内裏様。これもいまだに実家である我が家にあって私が飾っています。
                             

                 


                              
これは友人から頂いた紙の手作りの内裏びな。美しい紙を選んで手ずから折ったお雛様。台座はかまぼこ板に色付けし、赤い布を敷いた小さなみやびなお雛様をみると、続いてきた行事に心が和みます。