5月になりました。ゴールデンウィークもたけなわですね。今年は自主的な休みをとればかなりの大型連休になりますから、長期の旅行なども余裕があれば可能な方もいらしたことでしょう。グラニーズも店は大型連休にしましたが、私は例年と同じく、家の中を片づけたり庭の草をとったり本を読んだり、ちまちまと過ごしております。
ところでこのゴールデンウィークですが、連休として一括とらえる癖がついていて、それぞれの休日が何であったかあまり考えなくなっている気がするのは私だけでしょうか?
5月1日 メーデー 5月3日 憲法記念日 5月5日 子供の日 は昔からあったので当然頭にしみついているのですが、4月29日の天皇誕生日がみどりの日になり、それが昭和の日になったのでみどりの日が5月4日になったというのは、その時々知らされていましたから知っていたはずなのに、今回あらためて「そうか、”みどりの日”っていうのがあったんだ」と思い至りました。
父や兄の荷物の中の古い切手を整理していたら、国土緑化の切手と言うのが山のように出て来て、何だかびっくりしてしまったのです。父が買ったと思うので昭和時代のものが主で、毎年出ていたんですね。今も出ているのでしょうか?昔は国土緑化週間というのがあったらしいですが、今はみどりの月間で4月15日から5月14日までだそうです。それで国会議員の人が答弁のとき緑の羽根をつけてたり、記念植樹祭とかが全国各地で開催されるのですね。
”緑”の大切さを思い出し、あらためて考えるという意味では記念日はあってもいいのかもしれませんが、”緑”は木も草も花も、森も林も山も日々手入れが必要で、週間だの月間だのといっとき思い出してもあまり意味がないように思います。ゴールデンウィークにきれいに整備された公園や庭園に出かけて美しい緑を見て、「きれーい!」と感激して心を潤すのは良いことだと思います。でも昨今は山が荒れそれを手入れする人がいないとか、もっと小さなところでは、あえて庭を造らない住宅が増えています。手入れという労なしにみどりの維持は難しいのですが、だんだん人は自分の手や体を使わなくなっている気がします。